ジャスミンエキス市場：規模・シェア分析 – 成長トレンドと予測 (2025-2030)

ジャスミン抽出物市場の概要

ジャスミン抽出物市場は、2025年には3億2,545万米ドルと評価され、2030年までに4億3,812万米ドルに達すると予測されており、予測期間中の年平均成長率（CAGR）は6.13%を記録する見込みです。消費者の天然および機能性成分への関心の高まりに牽引され、特にパーソナルケアおよびウェルネス分野で着実な成長を見せています。かつては高級香水と主に結びつけられていましたが、現在ではアロマセラピー、スキンケア、栄養補助食品などの分野へと用途を広げています。この変化は、植物由来成分とその治療効果、特にストレス緩和や精神的健康に対する意識の高まりに大きく起因しています。

アジア太平洋地域は、ジャスミンの栽培に適した条件と、成長著しい化粧品およびウェルネス分野に支えられ、市場を牽引しています。インドや中国のような国々では、ジャスミンが文化的・宗教的に重要な意味を持つため、CO₂抽出や溶剤フリー抽出などの高度な抽出技術への投資が顕著であり、収量と純度の両方を向上させています。消費者の天然抽出物への移行が顕著である一方で、合成抽出物もコストに敏感な製品には依然として使用されています。製品タイプ別では濃縮物が市場を支配していますが、エッセンシャルオイルはプレミアム製品として需要が高まっています。

主要な市場動向

* 製品タイプ別: 濃縮物が2024年の収益シェアの68.84%を占め、市場をリードしています。一方、エッセンシャルオイルは2030年までに8.35%の最速CAGRを記録すると予測されています。
* カテゴリー別: 天然由来の抽出物が2024年の収益の85.46%を占めました。合成抽出物は2030年までに6.82%のCAGRで成長すると予想されています。
* 用途別: 香水・フレグランスが2024年の売上の52.46%を占めました。アロマセラピー・ウェルネス用途は2025年から2030年の間に9.32%のCAGRで成長すると予測されています。
* 地域別: アジア太平洋地域が2024年の市場価値の42.46%を占め、2030年までに8.71%のCAGRで拡大すると予測されています。

市場の推進要因

1. 天然・オーガニック化粧品への消費者の嗜好の高まり: クリーンビューティーへの移行に伴い、天然・オーガニック化粧品への消費者の関心が高まり、ジャスミン抽出物市場が拡大しています。2025年のNSFの調査では、消費者の74%がパーソナルケア製品においてオーガニック成分を優先していることが示されています。ロレアルやフォレストエッセンシャルズなどのブランドがジャスミン配合製品を投入し、ニールズヤードレメディーズやハービヴォアボタニカルズといったプレミアムブランドも、ジャスミンオイルの鎮静作用や肌を落ち着かせる特性を強調しています。
2. ジャスミンを注入した機能性茶の需要増加: 消費者が日常のウェルネス習慣としてお茶を取り入れるにつれて、ジャスミンを注入した機能性茶の需要が急増しています。2024年のIFIC食品・健康調査では、消費者の62%が食品・飲料の選択において精神的・感情的健康上の利点を優先していることが明らかになりました。リシティー、オーガニックインディア、ビゲローティー、ティーボックスなどのブランドが、リラックス効果やストレス緩和を強調したジャスミンブレンドを発売しています。
3. 栄養補助食品におけるジャスミン抽出物の使用拡大: ストレス緩和、睡眠サポート、ホルモンバランスのために植物由来のソリューションを求める消費者が増える中、栄養補助食品におけるジャスミン抽出物の需要が急増しています。2023年4月のCDCのデータによると、米国成人の58.5%、子供の34.8%が健康管理のために栄養補助食品を摂取しています。ガイアハーブズやOZivaなどの企業が、感情的ウェルネスやホルモンバランスを目的としたジャスミン抽出物カプセルを発売しています。
4. アロマセラピー用途におけるジャスミンの人気の高まり: ストレス、不安、睡眠の問題に対する自然療法を求める消費者が増えるにつれて、アロマセラピー分野でジャスミン抽出物市場の需要が急増しています。ヴィトルヴィ、ソウルフラワーインディア、プラントセラピー、バス＆ボディワークスなどのブランドが、リラックス効果や気分向上を目的としたジャスミンエッセンシャルオイルやブレンド製品を発売し、スパやホスピタリティ施設でもジャスミンが高級アロマセラピーの儀式に採用されています。

市場の抑制要因

1. 他の植物由来成分との激しい競争: ジャスミン抽出物の成長可能性は、特に多機能な植物成分への需要が高いウェルネス、スキンケア、飲料の分野で、他の植物由来成分との激しい競争によって抑制されています。The Ordinaryはツボクサやキンセンカをベースにした美容液を発売し、Pukka HerbsやTraditional Medicinalsはカモミール、トゥルシー、アシュワガンダを強調したブレンドを展開しています。これらの植物は、炎症緩和や肌の治癒、アダプトゲンとしての評判、臨床的裏付けなど、より幅広い機能性や科学的裏付けを持つため、ジャスミンはよりニッチな、フレグランス中心の役割に限定されがちです。
2. 労働集約的な抽出と持続可能な農業による高い生産コスト: 労働集約的な抽出方法と持続可能な農業慣行は、ジャスミン抽出物の生産コストを押し上げ、価格に敏感な市場での拡大を妨げています。Lush Cosmeticsは、インドやエジプトでの倫理的調達に関連する原材料の不安定な供給とコスト上昇を理由に、ジャスミン中心の製品ラインを中止しました。手摘みによる収穫と、わずかな収量を得るために大量の花が必要であることから、ジャスミンアブソリュートは高価になり、大量生産製品には不向きです。ブランドは、より入手しやすい植物由来成分や合成代替品に目を向ける傾向があります。

セグメント分析

* 製品タイプ別: 2024年にはジャスミン濃縮物が68.84%のシェアを占め、市場を支配しています。香水、化粧品、食品香料など幅広い用途での汎用性、大規模生産におけるコスト効率、複雑な処方における安定性がその優位性を支えています。シャネルやエスティローダーなどのブランドが、その代表的なフレグランスにジャスミン濃縮物を採用しています。一方、エッセンシャルオイルは2030年までに8.35%のCAGRで最も急速に成長するセグメントであり、アロマセラピーやセルフケアにおける高純度で治療効果のある製品への需要の高まりに牽引されています。
* カテゴリー別: 2024年には天然ジャスミン抽出物が85.46%という圧倒的なシェアを占めています。これは、化粧品、アロマセラピー、ウェルネスなどの高級分野における、安全性、有効性、製品の完全性といった真正性への消費者の強い傾向を反映しています。ロクシタンやフォレストエッセンシャルズなどのブランドは、パッケージやマーケティングで天然ジャスミンを強調し、クリーンビューティー運動や意識的な消費主義のトレンドと合致しています。一方、合成ジャスミン抽出物は2030年までに6.82%のCAGRで上昇傾向にあり、主にマスマーケットの香水、芳香剤、家庭用ケア製品で、コスト効率と安定した香りが重視される分野で利用されています。
* 用途別: 2024年には香水・フレグランス用途がジャスミン抽出物市場の52.46%を占め、高級処方におけるジャスミンの高い地位と、プレミアムな香りにおける文化的意義を活用しています。ディオールやシャネルなどの有名ブランドがジャスミンを基盤としています。アロマセラピー・ウェルネス用途は、2030年までに9.32%という堅調なCAGRで最も急速に成長しているセグメントです。これは、セルフケア習慣の普及と、不安緩和や睡眠の質の向上におけるジャスミンの有効性に関する科学的検証の進展に牽引されています。ニールズヤードレメディーズやヤングリビングなどのブランドが、ジャスミンオイルをディフューザーブレンドや外用製品に配合し、ジャスミンの治療効果を高めています。

地域分析

* アジア太平洋地域: 2024年にはジャスミン抽出物市場の42.46%という支配的なシェアを占めています。これは、その文化的意義、堅固な農業基盤、費用対効果の高い生産によるものです。インド、特にタミル・ナードゥ州は、年間77,000トン以上を9,000ヘクタール以上で栽培しており、宗教儀式、パーソナルケア、伝統医学におけるジャスミンの重要な役割が、安定した国内需要を確保しています。
* 北米: 2030年までに8.71%のCAGRで急速に成長すると予測されています。クリーンビューティーと植物ベースのウェルネス、特にアロマセラピーや栄養補助食品への需要の高まりがこの急増を後押ししています。ジャスミンのストレス緩和や睡眠改善を含む感情的ウェルネスを促進する評判は、米国の消費者の嗜好の変化と共鳴しています。FDAがジャスミン抽出物にGRAS（一般的に安全と認められる）の地位を与えたことで、新しいサプリメント形式での採用が増加しています。
* ヨーロッパ: 成熟した市場でありながら、厳格な規制とプレミアム製品のポジショニングが特徴の有利な市場です。フランスのグラース地域は、高級香水におけるジャスミンの拠点として知られています。EUの規制は、化粧品における天然製品の革新を推進するだけでなく、トレーサビリティと安全性を義務付けており、コンプライアンスを遵守する企業に利益をもたらしています。
* 中東・アフリカ: 規模は小さいものの、アラブ首長国連邦やモロッコなどの伝統的な市場で潜在力を示していますが、インフラや経済的な課題により急速な成長には課題を抱えています。

競争環境

ジャスミン抽出物市場は中程度の統合度であり、主要企業はブランドストーリーテリング、倫理的調達の物語、カスタマイズされた処方を通じてプレミアムなポジショニングを重視しています。Givaudanはエジプトやインドなどの特定の地域から調達されたジャスミンを強調し、Firmenichは「高揚」や「落ち着き」といった感情に訴えかける製品の利点を促進する感覚マーケティング戦略を採用しています。中小ブランドは、アロマセラピー分野を中心に、ミニマリストなパッケージと透明なラベリングを強調し、天然の純粋さを伝え、クリーンビューティーの美学と調和させています。

主要企業は、気候変動や供給の変動の中でも一貫性と品質を確保するため、高度な抽出技術に多額の投資を行っています。dsm-firmenichは超臨界CO₂抽出を先駆的に導入し、化学溶剤を使用せずにジャスミンの繊細な芳香プロファイルを保持することで、純度を高め、クリーンラベル基準を満たしています。Symriseは分子分析とAIベースの処方ツールを採用し、ジャスミンプロファイルを安定かつスケーラブルに再現しています。

ジャスミン抽出物生産者は、市場リーダーシップを強化するために、戦略的な合併、買収、グローバル展開を積極的に追求しています。Givaudanはエジプト上流の地元のジャスミン農家との協力を通じて、原材料へのアクセスを確保するだけでなく、社会的影響に関する物語を強化し、ブランド価値を高めています。

ジャスミン抽出物業界の主要企業

* Givaudan S.A.
* DSM‑Firmenich
* Symrise AG
* International Flavors and Fragrances Inc.
* Robertet Group

最近の業界動向

* 2025年1月: Givaudanはエジプトで包括的な持続可能性の展開を開始し、240のジャスミン農家に対し有機投入物と水効率の良い灌漑に関するトレーニングを実施しました。
* 2024年7月: DSM-Firmenichは合併後の統合を完了し、ジャスミン原材料の超臨界CO₂抽出能力の加速を発表しました。
* 2024年7月: Givaudanはb.kolormakeup & skincareを買収し、年間売上高に7,700万スイスフランを追加し、美容ブランドへの下流アクセスを拡大しました。

本レポートは、世界のジャスミン抽出物市場に関する詳細な分析を提供しています。市場の定義、調査範囲、調査方法から、市場の現状、成長予測、競争環境、将来の展望までを網羅しています。

エグゼクティブサマリーと主要な調査結果
ジャスミン抽出物市場は、2025年には3億2545万米ドルの規模に達すると予測されており、2025年から2030年にかけて年平均成長率（CAGR）6.13%で成長すると見込まれています。地域別では、アジア太平洋地域が2024年の市場価値の42.46%を占め、最も大きな需要を牽引しており、同時に最も急速に成長している地域でもあります。製品タイプ別では、エッセンシャルオイルが最も急速に拡大しており、2030年までに8.35%のCAGRで成長すると予測されています。

市場の推進要因
市場の成長を促進する主な要因としては、以下の点が挙げられます。
* 天然およびオーガニック化粧品に対する消費者の嗜好の高まり。
* ジャスミンを配合した機能性茶の需要増加。
* プレミアムで天然由来の香水およびフレグランスに対する需要の急増。
* 健康上の利点をもたらすジャスミン抽出物の栄養補助食品への利用拡大。
* アロマセラピー用途におけるジャスミンの人気の高まり。
* 抽出技術の進歩による品質と持続可能性の向上。

市場の阻害要因
一方で、市場の成長を阻害する要因も存在します。
* 予測不可能な収穫量に起因する原材料価格の変動。
* 栽培における課題とサプライチェーンの混乱。
* 市場における他の植物性原料との激しい競争。
* 労働集約的な抽出プロセスと持続可能な農業による高い生産コスト。

市場のセグメンテーション
本レポートでは、市場を以下のセグメントに分けて詳細に分析しています。
* 製品タイプ別: 濃縮物（Concentrates）とエッセンシャルオイル（Essential Oils）。
* カテゴリー別: 天然（Natural）と合成（Synthetic）。
* 用途別: フレグランスおよび香水（Fragrance and Perfumes）、化粧品およびパーソナルケア（Cosmetics and Personal Care）、アロマセラピーおよびウェルネス（Aromatherapy and Wellness）、食品および飲料（Food and Beverage）、栄養補助食品（Dietary Supplements）、その他（Others）。
* 地域別: 北米（米国、カナダ、メキシコ、その他北米）、欧州（英国、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、その他欧州）、アジア太平洋（中国、日本、インド、オーストラリア、その他アジア太平洋）、南米、中東およびアフリカ（サウジアラビア、南アフリカ、その他中東およびアフリカ）。

競争環境
競争環境については、市場集中度、戦略的動向、市場ランキング分析が行われています。主要企業としては、Givaudan S.A.、DSM-Firmenich、Symrise AG、International Flavors and Fragrances Inc.、Robertet Group、Mane S.A.、Takasago International Corporationなどが挙げられ、これらの企業のグローバル概要、市場概要、主要セグメント、財務状況、戦略情報、市場シェア、製品・サービス、最近の動向などがプロファイルされています。

市場の機会と将来の展望
レポートでは、市場の機会と将来の展望についても言及されており、今後の市場動向を理解するための重要な情報が提供されています。

1. はじめに

• 1.1 調査の前提と市場の定義

• 1.2 調査の範囲

2. 調査方法

3. エグゼクティブサマリー

4. 市場概況

• 4.1 市場概要

• 4.2 市場の推進要因
  • 4.2.1 自然派・オーガニック化粧品に対する消費者の嗜好の高まり

  • 4.2.2 ジャスミンを配合した機能性茶の需要増加

  • 4.2.3 プレミアムな天然由来の香水およびフレグランスの需要急増

  • 4.2.4 健康効果のための栄養補助食品におけるジャスミン抽出物の使用拡大

  • 4.2.5 アロマセラピー用途におけるジャスミンの人気の高まり

  • 4.2.6 抽出技術の進歩が品質と持続可能性を向上させている

• 4.3 市場の阻害要因
  • 4.3.1 予測不能な収穫量に起因する原材料価格の変動

  • 4.3.2 栽培における課題とサプライチェーンの混乱

  • 4.3.3 市場における他の植物との激しい競争

  • 4.3.4 労働集約的な抽出と持続可能な農業による高い生産コスト

• 4.4 バリューチェーン分析

• 4.5 規制環境

• 4.6 技術的展望

• 4.7 ポーターの5つの力
  • 4.7.1 新規参入者の脅威

  • 4.7.2 供給者の交渉力

  • 4.7.3 買い手の交渉力

  • 4.7.4 代替品の脅威

  • 4.7.5 競争の激しさ

5. 市場規模と成長予測

• 5.1 製品タイプ別
  • 5.1.1 濃縮物

  • 5.1.2 エッセンシャルオイル

• 5.2 カテゴリー別
  • 5.2.1 天然

  • 5.2.2 合成

• 5.3 用途別
  • 5.3.1 香料および香水

  • 5.3.2 化粧品およびパーソナルケア

  • 5.3.3 アロマセラピーおよびウェルネス

  • 5.3.4 食品および飲料

  • 5.3.5 栄養補助食品

  • 5.3.6 その他

• 5.4 地域別
  • 5.4.1 北米

  • 5.4.1.1 米国

  • 5.4.1.2 カナダ

  • 5.4.1.3 メキシコ

  • 5.4.1.4 その他の北米地域

  • 5.4.2 ヨーロッパ

  • 5.4.2.1 イギリス

  • 5.4.2.2 ドイツ

  • 5.4.2.3 スペイン

  • 5.4.2.4 イタリア

  • 5.4.2.5 フランス

  • 5.4.2.6 その他のヨーロッパ地域

  • 5.4.3 アジア太平洋

  • 5.4.3.1 中国

  • 5.4.3.2 日本

  • 5.4.3.3 インド

  • 5.4.3.4 オーストラリア

  • 5.4.3.5 その他のアジア太平洋地域

  • 5.4.4 南米

  • 5.4.5 中東およびアフリカ

  • 5.4.5.1 サウジアラビア

  • 5.4.5.2 南アフリカ

  • 5.4.5.3 その他の中東およびアフリカ地域

6. 競争環境

• 6.1 市場集中度

• 6.2 戦略的動向

• 6.3 市場ランキング分析

• 6.4 企業プロファイル（グローバルレベルの概要、市場レベルの概要、主要セグメント、利用可能な財務情報、戦略的情報、主要企業の市場ランキング/シェア、製品とサービス、および最近の動向を含む）
  • 6.4.1 Givaudan S.A.

  • 6.4.2 DSM-Firmenich

  • 6.4.3 Symrise AG

  • 6.4.4 International Flavors and Fragrances Inc.

  • 6.4.5 Robertet Group

  • 6.4.6 Mane S.A.

  • 6.4.7 Takasago International Corporation

  • 6.4.8 A. Fakhry & Co.

  • 6.4.9 MartinBauer Gruppe

  • 6.4.10 Albert Vieille SAS

  • 6.4.11 Indesso Aroma

  • 6.4.12 Ungulati Srl

  • 6.4.13 Elixens France S.A.S.

  • 6.4.14 PT. Van Aroma

  • 6.4.15 Kanta Enterprises Private Limited

  • 6.4.16 Floracopeia Inc.

  • 6.4.17 Kazima Perfumers

  • 6.4.18 Meena Perfumery

  • 6.4.19 Biolandes SAS

  • 6.4.20 Ultra International B.V.

7. 市場機会と将来の展望